建国記念の日
8時頃に目覚めたら天気が良く、嬉しい気分になっていた。それもあって、新潟市に家族で出かけることになった。娘には起きて直ぐに私から言い、尤もこのことは暫く前から話題になっていたことで、先週も同じことが実行寸前に頓挫しているので、殊更新奇なことというわけではない。初めは気が進まない口ぶりだった妻も、一緒に行くと言い出したので結局家族全員、と言っても3人ではあるが、同道することになった。陽射しが結構強くなっていて、やがて車の中の温度はかなり上昇した。私は新潟市に16年居住した経歴があるので、ほぼ見当はつく。旧亀田町に1年程前にできた、大型ショッピングモールに行くことが目的の一つである。11時を回ってからその巨きな建物を目にした。例のビッグスワンや建設中の県立野球場も近くにある。建物の内部には大勢の人々がいた。これは新潟市の人達だけではなく、私共のように結構遠来の客も混じっているのだろう。特に目的のショッピング対象もないので、この巨きなスペースは戸惑いである。全体の構成をみて、大方を理解したようには思ったが、まだまだ上手に利用できるかどうかは心許ない。結局ささやかな手作りの敷物を購入し、家族で昼食を摂った。それで、その後は新潟駅前から古町に出た。馴染みの佇まいが懐かしさと安堵をもたらしてくれた。その後の帰り途で、小針、寺尾、平島など旧知の地名の場所で、旧知の建物を捜して結構な時間を費やした。30年近い年月の間に、人の営みはその環境を変え、風景も一変させたらしい。尤も私が結構な年齢になっていることも関係しているかもしれない。それで、建国記念の日ではあったが、それを意識する状況にはたった一回だけ、西堀通りにつながる道路を走っていて、国旗がぽつんと一本だけ立てられている下田屋を目にした時だけであった。神武天皇ご即位の神話に倣った記念日も、その謂れはほぼ忘れ去られているといえるだろう。若きは無論のこと、壮年も無頓着に生活してきているだろうし、老年はもはや消え去りつつある。柏崎で寿司を食べた。
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