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保養地

 夕方から月がきれいに見えていた。散歩をして近くの老人ホームの敷地から、線路脇を抜けて、これも近くの会社のアパートの前を通って、やはりある別の会社の構内をお邪魔して家に戻った。書類書きに疲れた、というよりも飽きたのでちょっと気分転換に20分程歩いたのである。夕食前には、娘と修理に出していたデジカメが直ったとの連絡で、車で受け取りに行ってきた。月は徐々に煌々として美しさを増した。但し、当初の大きかった印象は段々と薄れた。 最近時々近隣の保養地、温泉付きで休憩所があってと言うと、例の竹下総理時代の「ふるさと創生事業」で、当地にも数多く出来ているが、それではなくて、その後に誕生したちょっとした改良版とでも言うべき所に時々出かける。家族で行ってコーヒーだけ飲んでくることもある。食事をして温泉に入ることもある。ちょっと休憩所で横になる場合もある。まあ様々なパターンで楽しんでいる。宿泊施設があるのが、改良版として挙げられる点である。で、結構遠来の方もおられる様子だが、基本的には地元の高齢者、と言うか中高年層が客筋の大方を占めている。言葉のアクセント、立ち居振る舞い、容姿、印象などで概ね区別される。僅かばかりの遠来の方もおられることは、その雰囲気からして察せられる。ここでは精々が1日、場合によっても2日、大方は数時間の保養であろう。休憩所で横になる醍醐味はあるが、どうも椅子が全体に少ない。掛けて休めないのが聊かの難点のように思える。そうしないのには何か訳があるのかも知れないので、浅薄な利用回数も多くはない者の印象である。骨休めのために、安価に、1日、まあ横にもなれてゆっくり過ごせるとなるとこの程度で限界なのかも知れない。散策コースなどを歩いて、食事をするか飲み物を飲んで、入浴をして、少し休憩をする程度がこの保養地の利用にはお勧めなのかも知れない。それでも入浴に何か一もう工夫できないものか。どこもほぼ同じやり方をしている。温泉は悪いとは言えないし、色々工夫もされているのだが、どこでも発想が同じなのだ。くどいようだが、掛ける場所を増やすのは無理なのかしら。

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